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カテゴリー「経済・政治・国際」の56件の記事

新規事業開発を嫌う

10月から仕事変わりました。ここ10年ぐらいと同様、会社でも職種でもなく担当分野が、です。しかも、平均業務遂行年数2年数か月間という点も同様です。例によって自分から希望などしていませんから、これはもう全くの転職要らず!です。

私の生業であるマーケティングはお金やヒトの秘密を扱う(癒着や不正の起きやすい)仕事ではなく、一般には期待にも応え続けてきていますから、これは譴責とか左遷とかでもありませんよ。実際、役職も給料も(今回は)名刺も席も変わりません。

この10年はそれなりの「成果」や「成長」をそれぞれの業務にもたらしてきました。「成長」といえば、トヨタの7つの習慣の中に「成功ではなく成長を目指す」ようなことが書いてあり、これを引用して、前の業務での最後の会議でその月の売上と個人のやりがいしか考えていない販売担当者数名を本人達が気がつくようにちゃんと糾弾させていただきました。あなた方の売上はビジネスの歴史や複雑な方程式の結果に過ぎない!と。

、、そんなことはどうもいいんですが、私の考える「成長」とはもう駄目なビジネスや職場の風習を廃れさせることを含み、長年組織的に隠ぺいされている嫌な仕事を嫌だとその組織にはっきり認めさせる「成果」も含みます。故に私の後任者は仕事が極めてやりやすくなります。平たく言えば、仕事や職場の整理整頓を正攻法で遂行してきました。(逆に私の前任者は大抵嫌な思いをしているようです。)

やっと本題です。またも新規事業開発が業務になります。長年ビジネスに変化が見られず役員なり株主(!)のために新規事業の追加を余儀なくされている組織ではとりあえずの方便としてでも新規事業に着手したという姿勢が大切なのです。だから、1~2年は真剣にやっているように見せ、それで事業環境なり上司なりが変われば「中止」という「英断」をすることで「選択と集中」をしているように見せることもセットになるんですね。30年近い勤務で過去2度、新規事業開発をやりましたがどちらもそのような経緯でした。

だから、何かの弾みで成功してしまった時には困るんですね。さらに成功を重ねて本当の成長につなげるようなシナリオを描くと、もう腰の座っていない経営層は屁理屈をつけて本業回帰のような宣言をする。それでも数年してその時の弾みが再発すると今度はやらざるを得なくなって、当時だれがその地雷のような弾みを仕掛けたかなんかは忘れ(た振りをして)、「新規事業」ではない振りすらする。

今回は新規事業開発といっても御題は製造業というよりは商社に近い話しで、「成果」もすぐに出すことを要求しています。最近転職してきた経営層が深く考えずに設定した御題なのでまずはこれを「成長」させることから始める必要があります。よく「走りながら考える」という表現がありますが、「嫌いながら考える」という姿勢が必要になります。

また報告します。

さらに嫌われることを厭わない松本復興大臣を支持する

この方は、もう退院してください、という役割を担うつもりだと見ました。要するに嫌われるのが仕事なのですから。

被差別部落問題に長年取り組む一方、元・社会党としては傑出した資産家の子弟という実に矛盾に満ちた存在ですから、それ自体にはいろいろと「事実関係」があることでしょう。

その上でも今日の発言の<すべて>を読むと、両県知事の方が「甘い!」となぎら健壱の気分になります。要するに、(国や社会を動かす政治家としての)知恵がまだまだ足りない、足りないのだからしっかりと(知恵や実力のあるところに)気を使って自分を捨ててもっと県民のために働け、ということと解しました。ある意味、そのような気構えが欠けていることを数度の現場・現場・現実から見抜いていたのでしょう。

いろいろな経緯があってたまたまこの時期に県知事になったご両人には運命としてこのクジを引いてもらうしかないのでしょうけど、気構えが欠けていては県民がたまったものではありません。(私は気構えだけでやっている都知事でも日々耐えてますよ。)

もう退院してください、というのが「復興」の本質です。その気合いの入れ方にポピュリズム(人気取り)もヒューマニズム(欽チャンバンドっぽいヤサシサ)も不要で、リアリズムに徹することが結局は後になれば「正しい」ものです。マスコミにもしっかりと今日出した記事を忘れないで後日検証してもらいたいところです。

さらに思考するなら、管直人も周囲にこのような人物を配することで自分を相対的にはマトモに見せたいのかもしれませんね。どこの組織もそのリーダーもそんなものです。もっと嫌われるものを近くに置いて・・・(私もそんなもっと嫌われる一人かな~)

嫌われることを厭わない管首相を支持する

今日の朝日の朝刊にほとんどの事は書かれているのに、今更何を論評したいのか整理のできていないテレビの報道番組は見るに堪えませんね。特にNHK。

嫌われることを避けることだけ考えている政治家が多い中、管首相が偉いと思うのは自分がさらに嫌われることは分かった上で敢えてもっと嫌われることを続ける意思の強さです。これで増税も決まったようなものです。それでも直近の電話調査では支持率が上がっているのですから「世論」というのは不思議ですね。

このご時世でその場限りの判断が悪いとは思いませんし、「一定」というコトバを駆使してあいまいな事象を説明するのもある意味では論理的です。政治に正解など所詮は無いのですから、やりたいと(真剣に)思うようにやればいいのではないでしょうか。もちろん、結果責任からは逃げられませんけど。(自民党を国民が信じていない、最近の理由はやはり原発政策に結果責任を取ろうとしていないからでしょうね。)

政治のリーダーがどうあれ、民間企業や一般市民がちゃんとしているのでそれなりに成長(成熟?)してきた日本なのですから、ガタガタ言わずに放っておけばいいじゃないですかね。

追記:BSに出ていた、元日銀マンの管派の側近はすごく頭も心意気もよかったですね。これなら管政権も当分は大丈夫だと思いました。逆に、あの場にいたジャーナリストらしき方々は貧弱な言説が多くて、実に情けなかったです。

節電を嫌う

昨今の節電の趣旨には3つのパターンがあると考えています。

①ピーク電力消費を下げて、大規模停電を防ぐための節電

②電力消費自体を下げて脱原発&/OR脱石油エネルギー浪費社会を目指すための節電

③被災地への同情の姿勢を示すための節電

このうち、まず、③は時間の経過に加え、被災地の多くからも「過剰な自粛は景気に差し支える」式の発言が多くでるようになっていますから説得力が無くなっていますね。(でも、依存症に支えられ、景気にはほとんど貢献しない、不健全なパチンコ産業はこの際ですから、屁理屈と強弁で石原都知事には頑張ってもらって一掃してほしいものです。)

①もどうやら怪しくなってきています。当初この理由から間引き運転をしていた鉄道会社が今後冷房をどう扱うのかは見物です。②との対比で「もっとやることあるだろう」が茹だる車内の乗客が持つ素朴な疑問です。少なくても駅構内という公共空間でモノウリをする電力があるなら、本業の客をもっと大切にしなさい、といった投書が新聞を賑わすことでしょう。

②は今後も暫くは続くことでしょう。でも、ここにも分派が発生しますから内ゲバが発生しそうです。

②-1:原発を止め、自然エネルギーをもっと活用すれば、生活レベルや経済成長は維持拡大できる、その準備ができるまではガマン、という理想を追う一派。たとえば、20km圏内を太陽光発電や風力発電の基地にすれば原発20台分の電力を確保できる、という真っ当な投書を読みました。これはシャープや京セラが東芝や日立に変わるという話しだけに思えますが、東大や東電などの(OBや取り巻きを中心とした)旧守派が困るはずですから法律や採算、技術的課題などが解決しても巻き返しや工作で素直には進みそうものないと思います。

②-2:エネルギー資源がほとんど無い日本はさらに「省エネ」を極め、数10年前の消費生活水準に戻ることも選択肢だ、という信念に基づく一派。社民党vs共産党もさることながら、怪しいCO2削減論者や「緑の党」的な方も巻き込んでいるので、ここだけでも内ゲバになりそうです。「マイ箸持参」のような無駄なエネルギーも沢山浪費することでしょうから自滅して鎮静化するのを待っていればいいのかもしれません。

②-3:これが一番厄介です。そのような気持になっているだけで満足してしまい、自分は現状から1mmも動かない一派です。世論調査や選挙では気分で-1や-2の主張に賛同しながら、何か自分の身に降りかかることがあると大騒ぎする、そんな方々です。総論賛成各論反対ということで、「嫌われる」政治家が必要な所以でしょうね。

鉄道会社はじめ、多くの企業経営者も②-3がほとんどだと思います。この機会に「乾いた雑巾」からどうやって(利益を)絞り出すか考えている不逞な輩も多いのですが、その魂胆が「市民」に見透かされると大変で、猛烈な批判を浴びて生贄になることでしょう。たとえば、節電には全く協力していない放送局はどういう正当化をしているのかよくわかりませんが時間の問題でそのうち矢面に立たされると思います。(この点、ソフトバンクの社長と城南信用金庫の理事長はスゴイ!)

今後の節電(②)の扱いを通じて、「嫌われる」政治家の仕事はますます増えることでしょう。そういえば、レンホウはどうした?

駅前放置自転車クリーンキャンペーンを嫌う

結論を先に言うなら、これは駐輪場不足問題なのです。キャンペーンをするなら、行政・鉄道事業者・駅前商店街に向けてこそ行うべきです。あなた方の努力不足から、自転車利用者が強いられた「放置」で迷惑をしている市民や顧客がいるのだということを!

私は自転車にはほとんど乗らず、いつもサッサッと歩いていますが、駐輪場不足から公道に放置されている自転車には毎日のように迷惑をし、車道で自動車にぶつけられるリスクに晒されています。(自転車以外でも公道を占拠する商店の売り場?やその不法な看板類と日々闘っています。・・・後日報告)

駅近くの一等地でもTIMESなど民間駐車場が1時間500円もしないで場所を貸し出していますが、あの場所はなぜ有料の自転車置場にならないのか不思議です。通勤・通学自転車は10時間程度は置きっぱなしになるのですから、自動車1台分の面積に自転車10台以上へ1時間20円程度で貸し出せばもっと儲かるのではないかと思います。夜は自転車を脇に寄せて駐車場に戻すのもいいアイディアです。そんな工夫を規制するような法律や行政指導でもあるのでしょうか?

鉄道事業者も怠けています。ろくに使っていない「鉄道用地」にSUICAなどで簡単に駐輪場の利用できるようにすればいいと思う場所が地元の駅には結構あります。利用時間帯によっては貨物車輌でも使ってどこかに運んでまた持ち込むようにするのもいいかもしれませんね。

駅前商店街が一番情けない。潰れた店をどんどん借りて、店での買い物分の駐輪サービスをしたり、通勤・通学でも大いに利用してもらえばいいと思うのです。「海の家」のような顧客の囲い込み作戦!

今後、加齢で歩くのに不自由する方が自転車なら移動が楽で荷物も運べるということで、短距離でも自転車利用する場合が増えるはずです。またそういう方こそ、小金とヒマな時間をたくさん持っているのです。「駅まで10分以内の方は・・」などという張り紙を出すようなセンスの無さは行政人や商売人として失格ですね。

実はこの話し、私が中学生時代にも似たような「運動」があって、それをきっかけに新聞へ投書した内容と7-8割同じです。掲載こそされませんでしたが、その後の「自由課題文」ではよく同じネタで主張をしてきました。もう35年以上も同じようなことが続いているのですから、ずっと世の中では皆が「自転車利用者のモラル」という固定概念で済し、少々気が付いても「また行政の怠慢か」程度で終わらせ、進歩がなんでしょうね。(えっ、私も進歩がない、、確かに)

ひょっとすると、このようなキャンペーンは「本当の仕事」を増やしたく無い行政の狡猾な作戦かもしれません。歩きタバコ禁止条例とかも同類かな~。(続く)

エコカー補助金を嫌う

昨年5月に購入した(変な和製英語ですが)エコカーの補助金25万円がやっと今日振り込まれました。エコポイントは5ヶ月ぐらいかかるそうですけれど、こちらは何と10ヶ月です。税金の支払いが遅延すれば金利以上の懲罰的な費用を国民に支払わせるのに、補助金はどんなに遅れてもお咎めは無いようで、民主党は何をしているのでしょうか!早くこの仕分けをして欲しいものです。

次世代自動車振興センターなる天下り団体が(自民党支持だから当然ながら)如何に景気浮揚策には消極的にも寄与せず、たかが25万円を支払うのに10ヶ月も「お仕事」をするほどお忙しいという現状は密告すべき事態ですね。(後でしっかりやっておきます。)

振り込まれて12時間以内にほぼ全額を使って40インチのブラビアと発売2週間のブルーレイを買いました。(←公僕に比べ、何と景気に寄与していることでしょうか!)そして5ヶ月後には、泡銭と不労所得が嫌いな私は、この穢れたエコポイントで直ぐに何かを買うことでしょう。(今度はタニタの体重計?)

a. エコカー減税+b. エコカー補助金+c. 値引き = (でその数ヶ月前と比較するなら) 50万円近く安く新車を購入できたのでこれ以上嫌うと天罰がありそうです。今日はこの辺りで止めておきます。(イッテェ)

追記:内緒ですが、このc. は、b,が政権党の選挙対策で突如発表される直前(数日前)だったのでb. には関係なく価格交渉ができ、且つ、この「空白の2週間」に契約したものだけが得られた特権(通常値引き+補助金)を自動者販売会社が良心(?)からか、契約書の書き換えまでして実現してくれました。(イッテェイッテェ)

EAPを嫌う

先週、全社員参加必須のメンタルヘルスに関する講習をほぼ半日かけて受けました。従業員支援プログラム(Employee Assistance Program) の一環らしく、業界最大手の某社コンサルタントはモレなくソツなく「講習」していました。(メンタルにフルキズを持っている身としては「イイデスカ!」の連発が煩かった。イイデスカ!)

EPAは企業のアリバイつくりであり、決して一個人としての社員を支援するものではない、という欺瞞的な構図を嫌うというのが今回の要旨です。イイデスカ!

講習の冒頭、社員がどれだけ(メンタル起因で)長期休暇に入っていて、その予備軍が沢山いるという現状説明から始まって、過去の会社としての取り組みを振り返り、今なぜこのような講習が必要なのかを説くのですが、結局これは「過去の取り組み」の効果が限定的であったことを白状しているようなものです。個人としてのメンタルへのケアに加えて、職場や同僚間でのケアまで強要するあたりは狡猾に「手抜き」をしようとする意図がミエミエです。そしてお決まりの「新型うつ」に対する意味不明の説明。(新型うつの原因を職場や上司との適応や社員のモチベーション管理といった問題にせず、あくまで社員個人のメンタルの弱さに帰結させるのは何の対策にもなりません。)そして、管理職には(フルキズにスゴク悪い)ロールプレイまでさせて、後は皆さんの技量です、のようなことで終えるのですから、EPAというのは無責任かつ気楽な商売です。

EAP企業が本気で社員のメンタルヘルスを気遣うのであれば、まずは経営層のパーソナリティテストをしっかりやって、ストレッサーそのものである所謂タイプAの経営者を「摘発」し、実害が既にある場合には「降格」させることに本気で取り組んでほしい。職場に被害者が出た場合には加害者(通常はその上司)を見つけ出して徹底的に糾弾するとともに、DV同様、被害者から隔離することを提言してほしい。もちろん、経営者が真の顧客であるEAP企業にそんなことは期待できません。

EPA企業の中には、かつてベトナム帰還兵リサイクルのために「発明」され、自己開発セミナーのハシリとなった、センシティブ・トレーーニングを操るキケンな企業もありますね。また、EPA企業を保険会社が顧客企業のリスク管理という点から積極的に活用しています。一方、病院は一個人としての社員が顧客になりますから、当然「顧客指向」で診断書を出します。これをEPA企業は未然に阻止しようとしているようにも見えます。これらを粒さに見ていると何か基本的人権を踏み躙られている感覚を抱きます。

そういえば、以前記事にした「メンタフダイアリー」というトンデモサービスをやっているEPA企業も、自社のリスク管理ができていなかったからか(あるいはその結果か)、EPA大手に体よく吸収されてしまいました。きっとあの程度の軽いサービスでは顧客企業のアリバイにはできなかったでしょうね。

おまけ:いまでも「メンタフダイアリー」を検索すると一ページに出てくるからでしょう、結構そのキーワードでこのブログにたどり着く方が多くいらっしゃいます。今でも何かの役に立っているのでしょうか?

「PB」を嫌う

不評の「私の嫌いなマーケティング用語」シリーズ第二弾です。

日経BPも朝日新聞もそれなりに注目しているようで、PB関連の記事が増えていますね。でも、正しい意味でのPBではなく、私が嫌いな「コラボ」宜しく、販売元と製造元を別々に裏面に表示する程度の「甘いPB」が多いのが現実です。くり返しになりますが、毒入り餃子のほとんどの責任は生協にあります。ミートホープの件も同様。そのブランドを信用して購入しているのですから。生協の表示が無くて、天洋食品とかミートホープとかのみ(販売元や製造元として)はっきりと表示されていたら誰が買ったでしょうか?

また、PBと称して、ヨワイモノイジメをする大手企業も嫌いです。世の中にはほとんど貢献していないとういうことに気が付いて欲しいものです。最近ではデフレの張本人になりつつあります。もちろん、ツヨイモノイジメになっていることに気が付かない(実は裏で仕返しされてていることに気が付かない)流通大手の某社も嫌いですが、、。

一応マーケティング用語として取り上げましたが、本気でPBをやるのであれば、メーカーのマーケティングとか購買とかの一人相撲では全くダメで、品質保証、生産技術、製造計画、包装技術、法務、知財、財務、、といったプロを横断的に巻き込んだチームでやるべきでしょう。「甘いPB」は「甘いマーケティング」のシゴトで成り立っているように見えます。

、、という訳で、強いブランドを担当しているマーケティングを生業にしている私としては大いに「PB」と世の中では言われている紛い物を嫌っています。

おまけ:例外はイオンぐらいでしょうか?あそこは取引先から嫌われるのを覚悟で世界最先端のPBをマジメに追求していますね。大丸のトロージャンが日本でのPBのハシリで、世界的には英国の生協だそうです。勉強してるでしょう~

「コラボ」を嫌う

強いブランド(←内緒)を使ったシゴトを担当してからというもの、ブランドに関わるマーケティングについていろいろと思考する機会が増えています。

その中で妙に嫌悪感のあるコトバが「コラボ」です。軽薄なJapanese Englishということもありますが、マーケティングのシゴトをしているように見せかけながら、実は単なる手抜きであり、むしろブランド価値を毀損したり、リスクに晒していることなのに、何か高等なことをしているかの如く振舞っている、そしてそれを尊ぶ風潮すらある。

そもそも、「コラボ」と称して販売されている製品やサービスの責任はどうとるのでしょうか?共同責任?それは無責任と同義です。毒入り餃子で生協や日本たばこ産業(!)にさほど責任追及の声が出ない社会ですから、そんなことすら考えられていないのかもしれませんね。例えば、郵便局で買ったキットカットにカビが生えていたとしたら、それを販売した郵便局の職員を捉まえて責任は問えるのか?キットカットに切手を貼って出したら中のチョコが溶けて他の郵便物を汚して場合にネスレはどう責任を取るのか?(それでもカンヌ広告賞だそうですけど、、)

また、「コラボ」ではよく数式のXを使ってブランドを並べますが、+を使っていないところからすれば、相乗効果のようなものを意図しているのでしょう。でも、掛け算ではどちらかがゼロだと結果はゼロ、どちらかがマイナスだと結果はマイナスになります。(両方マイナスだとプラスになりますが、、。)どちらかが不祥事を起こせば、相手のブランドも価値が下がるのです。大抵はどちらも似たようなブランド価値がある(と互いが信じている)もの同士が「コラボ」するのですが、リスクが2倍になること、それも自分では管理できないリスクであることを考えていない。むしろ、互いの下心としては、相手のブランドのチカラを使って自分のブランドのチカラブソクを補おうとしている節がある。でもそれはブランドマネージャーとしてはリスクのある手抜きかブランドの安売りでしょう。

そういえば、その昔、Willというブランドを使った異業種の大手企業によるプロジェクトがありましたが、ブランドに関わるマーケティングの失敗事例としてあれほど醜悪なものはないと思います。ブランドを確立するコストや手間を節約し、テキトーな製品に同じブランドをつけてセコク売り込もうとするなど、「消費者は所詮モノゴトを考えてない」と冒涜しているに等しく、当然消費者はそれに気が付きますからシラケてしまった訳です。

ブランドはその製品やサービスの品質(=本質)を保証するものだ、という基本認識が欠けているブランドやマーケティングは自らその存在価値を貶めているようなものなのです。

でも、もともと価値の低いブランド(担当者)が価値の高いブランド(担当者)を騙して「コラボ」し、安く上げているのはセコイことではありますが(ズル)賢い点ではなかなかのものです。尊敬などしませんが、、。

(、、あぁマジメに書いてしまいました。この記事が好評か不評であれば、また「私の嫌いなマーケティング用語」シリーズ」として連載するようにします。)

再・営業を嫌う

「営業を嫌う」という記事を来ましたが、今回は春に異動した職場編です。

勤務先には、「リーダー」という社内用語があり、給料や役職はそのままでなのに、ある部門のまとめ役をさせられている方(時に出世を目指して喜々として「用務員」的に仕事をこなす方)がいます。異動した職場の「リーダー」は営業以外の経験がないにも関わらず、販売担当者以外に、私のような濃いマーケティングや、製造系の業務、受注処理系の業務も束ねる役割を仰せつかっています。傍で見ていてもヒシヒシとした違和感や疲労感がその言動に出していて、そろそろメンタルが危ないかも知れません。

、、とは言え、私の「上司」ということになっているので、遠慮せずに「嫌う」ようにしています。

当面の「売上」が一番大切だという信念があるようで、それに皆が異論を挟まずに付いてくるものだと思っている節が見受けられます。アタマでは利益性や持続的成長、チームのモチベーションやモラル、さらには他部門との調整などを無視できないと分かっているはずなのに、追い詰められると「売上」に走ろうとします。でも後ろを見ると誰も付いてきていない。結果として職場で浮いてしまうのですが、幸い(不幸にして)皆もそれに気が付いていてもソッとしておく「大人の職場」です。

でも、本当のことを本当に言う、という「ひとを嫌う」動作を自然にやってしまう私としては、時にそのような「売上」至上主義の浅はかさをハッキリと指摘してしまいます。「社内のxxやyyとはいつからどう折り合いを付けるシナリオをお持ちですか?」「販売担当者ばかり増やしても足し算にしかならず、掛け算にはならないので、結局全体の効率は上がりませんよ」「派遣社員にコア業務を任せて、そのリスクは誰が負うのですか」などなど嫌がれることをニコニコしてお話しするので相当に嫌われているはずです。

こんな私が実は(前任者が酷すぎたのが主因ですが)販売担当各位から期せずして「好かれている」ため、「リーダー」としてオフィスには居難いようで、やたらと「顧客訪問」をしています。その客先が全体の優先度合いから見てどの程度か周囲も分かっているのでそれ以上はだれも追及しない「やさしい職場」です。

もう少し観察してからいつものように「嫌う」行動に出ようかと思っています。その際一番いいのは、(ご本人のお仕事とは無縁に)部門の業績を上げ、早く出世させて、別部門に葬る、ですかね。

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