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カテゴリー「書籍・雑誌」の13件の記事

「私の嫌いな10のジャズ・ミュージシャン」(その10.スイングジャーナルの「ジャズ・ミュージシャン」)

ついにスイングジャーナルが休刊するそうです。アドリブ誌も休刊中ですから、あの企業自体が倒産か廃業に到るかもしれません。いろいろな事実が出揃う前に、このシリーズの最終回にもともと予定していた内容を取り急ぎ書き出しておきます。

私が嫌いなジャズミュージシャンはスイングジャーナルが好きなジャズミュージシャンとほぼ同義です。「明るい」」「若い」「女性の」ジャズミュージシャンをグラビアで取り上げたり、「練習をしていない」くせに「ジャンルに拘らない」と称しながらも「平均点を狙う」演奏に終始する「便利な」ジャズミュージシャンを重用したり、「戦うはずが「東京ジャズの」毒に当てられた単に「うるさい」ジャズミュージシャンを名手などと囃し立てたりするのですから、それらの記事にすべて付き合えるほどに「鈍感な」愛読者はもともと存在していなかったのでしょう。

報道によれば広告主の根性の無さが休刊のトリガーですが、もともと読者を蔑ろにしてきた編集者やそれをクイモノにしてきた評論家やモノ書きが主犯です。「論争」とか「大賞」とか「玄人好み」とか、ジャズ愛好家ならドーデモいいことにやたらと労力を割き、私物化してきた数名の評論家や業界人には心底嫌悪感があります。故に休刊自体は何とも思いませんし、あのような輩が偉ぶる場がひとつ減るのは善き事かな、です。

それでも、スイングジャーナル(だけ)が持ち上げるジャズミュージシャン達に比べれば罪は軽い。音が聴こえてこないことをいいことに、モデルか俳優かの如き行状を晒し続け、内輪で褒めあい、愛好家の醒めた視線を感じていない、その感受性無き言動は実に情けないものです。(その正体を計らずも音だけ故に露呈させてくれたNHK-FMの「セッション20xx」と旧司会者・小川もこには感謝すべきかな?)

逆に、ジャズミュージシャンたるものカクアルベシということを際立たせてくれたことは確かですから、そのような基準が無くなるとこれからは見分ける(聞き分ける)のが大変になるかもしれませんね。

もちろん、スイングジャーナルなど20年近く購入したことは無く、ここ数年はCD購入も数枚のみで、コンサートやライブなどもっての外で、ジャズにお金はほとんど掛けてきませんでした。そんな私の趣味を支えている地元図書館にはジャズのライブラリーを増やしてもらい、FM各局にも放送時間の拡大を働きかけたいと思います。(嫌なジャズ愛好家ですね~)

ブックオフを嫌う

別に創価学会系だ(という噂がある)からではありません。学会にカネが流れた(?)不正経理でも、エセエコロジスト清水国明の親族が経営していたからでもありません。

中島義道やドラッカーのハードカバーであろうが、勤務先を称えた「提灯本」であろうが、皆50円か100円なのです。目ざとい輩が(その本の価値を分かろうとしないこの企業が)専門書や希少本を数百円買い取って数百円で売っているのを買い付け、ネットで数千円で売って一ヶ月に数十万も儲けるのです。そして、当然、「文化の破壊者」として多くの作家からは嫌悪されている企業なのです。

そこで、今日は地元の図書館に読まなくなった(読みたくなくなった)本を10冊ほど持ち込み、寄贈しました。自宅の書斎をすっきりさせて、自分の「古本」を公僕を使って公共空間に持たせておけるんですよ。これが本格化すれば、「ブックオフつぶし(はずし)」になるになるはずです。

明日も「文化の創造者」になるべく10冊ぐらい持ち込む予定です。(最近粗製乱造気味の中島義道本が数冊入っています!)

マルチ商法を嫌う

日本はマルチ商法の世界市場の40%(2位は発祥地米国の25%)ながら、1990年代後半をピークに、最大手日本アムウェイで売上が半減するなど多くで減収減益が続き、総崩れになっているそうです。そして、本来の「ユニークな商品の愛用者を広げるための報酬配分という手段」が目的化しているため、その仕組みから人間関係崩壊が避けられず、上下会員同士の憎しみ合いが連鎖し、現場では法律無視が横行しているとのことです。(高山俊之「制度疲労でマルチ商法会社は総崩れ」『国際商業』2008年3月号)

そういえば、10数年前、会社を辞める若手社員の多くは、アムウェイか自己開発セミナーかソニー生命か、のどれかという時期がありました。裕福でない過去を持ちながら見栄を張っているのがアムウエイ、真面目で報われない人生を歩んでいるのが自己開発セミナー、あまり考えずに就職してしまったのがソニー生命、といった感じだったように記憶しています。

本題に戻ると、冒頭の記事はまるで中島義道の著作のように「人間の嫉妬、反感、憎悪、遺恨、敵意といった、人間の持つ醜い感情が渦巻いている」様が具体的に記述されていてとても面白い。「食えるように育ててやった」「食わせてやっている」という上下の反目がありながら「収入を得続けるためには自制して耐え忍び」その上下関係に踏みとどまったり、複数のマルチ商法をやっていること(は除名処分だそうです、、)の密告を「多額のボーナスを支払わなくて済むので」歓迎するマルチ商法会社の実態などが記述されています。「<ひと>を嫌うこと」の事例集のようです。

そして、次の部分には唸ってしまいました。

最上位のランクになってスピーカー役を務めると、背広も高級ブランド品を着用せざるを得なくなり、スポットライトを浴びるので、普通ならもてそうにない中年の醜男でも若い女性が近づいてくる。セミナーは夜に開かれる場合も多いので、食事に誘って、、(後略)

後半の方をもっと宣伝すれば「既存製品による新規市場の開発」ができるのに何でそうしないんでしょうか?モテルことを目的化し、報酬配分を手段化させる、という企業戦略を遂行すれば、金儲け優先という汚名は返上できることでしょう。人間関係を崩壊させる企業行動などいくらでもあるんですから。

実は、身近なところにニュースンとミキプルーンに関わっている方がそれぞれいて、たまに「嫌う」機会があります。どちらも純粋に騙されているだけで、企業勤務経験が希薄なためか在庫や財務の管理ができないため、損をしていてもそれを認識できないようです。また、その商品がいかに優れているかをマニュアル通りに訴求してくることもたまにありますが、所詮は背景知識があるわけでもないため、「なぜを3回繰り返す」までもなく、少し質問するとそこで終わります。こんな素朴な「ディストリビューター」にマルチ商法の多くは支えられているんでしょうね。

最近はニューウエイズジャパンというところが話題らしく、そのうち特定商取引法で摘発され、マスコミの集中攻撃を浴びるだろうことを冒頭の著者は予告しています。ブログでも、間抜けな長いタイトルをつけて勧誘する輩がいますが、そのログが後で特定利益の証拠になることなんか考えていなんでしょう。ブログは罪作りですね。

「だから女は働かない」を嫌う

「だから女は働かない・見せかけ『女性活用』の落とし穴」というのが今週の日経ビジネスの特集です。2年ほど前に「女性活用待ったなし」という特集をしたり、内永ゆか子というStar Warsっぽいスター経営者の主張を連載してきた雑誌です。どうしても読者に「女性活用」をさせたいようです。(それにしても今週の日経ビジネスの広告ページ数は多すぎる。通常の倍の厚みなった増加ページのほとんどが広告。「フリーペーパー」の如く品性が無いし、環境を語る資格も無い!)

「女性活用待った!」という記事を以前アップしました。「女性活用」について言いたいことのほとんどはそこに書いてあるのですが、女性の労働力化とその国の成長性とは相関はあっても因果関係は証明できないのに、「国際的にも自明」などと同誌編集長自ら述べているので、やはり今回も記事にして嫌うことにしましょう。

冒頭の特集で気が付いたのは、パートや派遣の立場で働く女性を企業が活用している事実の欠落です。既に多くの企業は女性を「活用」できています。でも、これを多くの女性は気に食わないはずです。その点を、労働者の権利として問題視するのであれば全く同感です。女性正社員以上の能力を発揮してくれる女性非社員からの搾取は、私の勤務先のように「ファミリーフレンドリー企業大賞」を受賞している企業でもスゴイものがあります。

ところが、特集を読み進めると、結局のところ、過去に採用した(してしまった)女性正社員がその処遇について文句を言っていたり、(諸事情から)女性を活用せざるを得ない企業が女性にどうすれば逃げられないか、ばかりが話題になっているのです。(前者について、企業は社会福祉施設ではないということを少しは考えて欲しいものです。)

また、ダイバーシティーの浸透度を示す4段階と称して、「抵抗」「同化」「分離」「統合」に分類し、多くの企業はコンプライアンス(!)や企業イメージのために制度を入れて「同化」しているに過ぎない、としています。この認識は甘い!「周辺的な制度だけではなく、働き方そのものを変えるための取り組み」(「統合」の定義)が前述の「多様な働き方」によって既に具体化しているのです。

敢えて言えば、既に社員にしてしまった「働かない」女性を企業としてどう「活用」するかは問題です。「働かない」のは、採用に問題があったのか、上司に問題があるのか、とにかく問題です。(もちろん私の勤務先にもいます。ここ数年は大分減りましたが、、。)

一方、成果主義でも能力主義でもいいのですが、要は男性社員が倒れるまで働かなければいけない職場環境にあって、女性の正社員だからといってワークライフバランスを声高に主張するのは、「おねだり農民」(←後日記事にします)のようです。

日本では女性が働くということが特別なことで、それは日本の後進性を物語っている、としないと雑誌としては特集にならないのでしょうね。でも、今の仕事で台湾の同僚(女性・子持ち)を見ているとそんなに甘い話しではないと思うのです。あの国では男女なく倒れるまで働かされるんですから。

「遙洋子」の編集者を嫌う

「遙 洋子の『男の勘違い、女のすれ違い』」というコラムが日経BPのサイトで展開されています。「日本人はバカになったのか?」「地域格差極まれり」「倒れる前にやるべきこと」「メディアの罪」「働きすぎないでいる努力」「コミュニケーションの決め手」「仕事に集中する3つの条件 」「自立とは何か?」「女の敵は女 」「不完全のススメ」といったタイトル。何か「青年の主張」っぽい、妙に力みのある、浮き上がったシセイを感じます。「時事問題を独自の視点で切り込むタレントでエッセイストの遙洋子氏が、男と女が食い違うワケをユニークな視点で解説していく」という編集者の意図もむなしく、月並みな内容をエッセイスト気取りの売れないタレントが「男女の食い違うワケ」..などには関係なく、自分勝手に書き殴って、多くの読者から顰蹙を浴びている様は実に滑稽です。

分けても私が嫌悪しているのは日経BPの担当(を数ヶ月前に変わったと思われる)編集者の怠慢さです。数ヶ月前までは100件を超えるコメントをほぼそのままアップして「炎上」を許容しながら(この種の似非フェミニストへの)世論をしっかりと反映させていたのに、最近はアップ初日の数時間でコメントを締め切って10件前後のコメントのみが<あったこと>にしています。私自身、無視されたコメントが片手に余るほどです。

そして、「遙洋子」という嫌われ者キャラをどう勘違いしてか、写真をブリッコに変えたり、どんどん内容を若返らせ、ついには反抗期の女子中学生のような作文にまで到っています。(その前は、こちらを睨みつける嫌われ者キャラそのものの実に味わいのある写真と、上野千鶴子の学徒だったことを意識した青臭い内容だったのに。←これは私は嫌いではなかった。)

個人のブログなら何でもありかもしれませんが、日経BPというメディアが責任を負うサイトに、この程度の「品質保証」の編集では他の記事まで「偽装」に見えてしまいます。少なくてもコラムの主旨には合っていない。

日経BPの社内事情は知りませんが、「報道の自由」などという高尚なものではなく、これはブランドイメージの失墜なのですから、その側面からの内部告発ぐらいはほしいものです。

(この記事のTBをそのコラムへ入れてみますが果たしてアップされるのかどうか?)

「女が選ぶ嫌いな女」を嫌う

「女が選ぶ嫌いな女ワースト10」というものを週刊文春が毎年やっているそうで、今年は以下の通りだそうです。[( )内は昨年の順位。]
 1 沢尻エリカ (圏外)
 2 細木数子  (1)
 3 和田アキ子 (3)
 4 神田うの  (8)
 5 西川史子  (8)
 6 久本雅美  (18)
 7 田中真紀子 (圏外)
 8 工藤静香  (20)
 9 さとう珠緒 (2)
10 長澤まさみ (圏外)

本誌は読んでいないので以下は思い込みで「嫌う」ことにします。この種の発表がいかにいい加減なものか、あらためて考えてみました。但し、並んだ名前の半分ぐらいは未知でもあり、順位がどうのこうのなどはどうでもいいので、気になる方は「善人」のブログ(例1例2例3)をご参照ください。

「1000人にアンケート調査をした」とのことですが、果たして(日本の)女性すべてから正しくサンプル抽出され、有効回答率はその抽出方法が有効な範囲に入っているのか?そんなことはまったく期待できません。似たような人気(不人気)投票同様、ほとんど社会調査とは言えないレベルでしょう。リストから察するに、芸能週刊誌やテレビ番組に一日2時間以上を費やしている10代後半から50代までの日本人女性、といったところでまずは括られ、扇動的な記事を売りにする週刊文春に賛同するか、そのことすら知らないか、そんなことはどうでもいいと思っている程度に「知的」女性のみが回答しているのでしょうから、単なる「(文春の)読者アンケート」ですね。

スイングジャーナルにも人気投票というものはありますが、本誌に挿んである専用葉書で投票しないといけませんから、まだ公正感は残ります。しかもスイングジャーナルの読者の人気投票である、と定義されていますから、通のジャズファンなら「どうせスイングジャーナルなんか購読している連中なんかに分かるか」と切り捨てることもも簡単にできます。要するに権威などほとんどない。ところが、冒頭の記事は調査方法などは蔑ろにされ、結果だけをいろいろなメディアで取り上げさせるのですから実に狡猾で、「一億白痴化」という言葉を思い出します。

似たような記事や発表はよくあり、これ読め500選のように稚拙なものから、悪い景観100景のように姑息かつ無礼なものもあります。でも、この「女が嫌う・・」はいかにも社会調査を装っているだけ悪質です。

それにしても遥洋子は「不人気」ですね。日経のサイトであれだけ嫌われているのに、、。

嫌うほどもないサービス

今回はNiftyのユニークなサービスの宣伝も兼ねて、当ブログの「ご愛読者」にご案内をさせて頂きます。

このブログの左下にアイコンが増えているのにお気付きでしょうか?アバウト・ミーというサービスを知って、直ぐにこれは「行ける」と思い、早速、中島義道の人気投票をさせて頂いております。でも、直接その名を出すと皆さん(多分本人も)嫌がると思うので、「私の嫌いな10の言葉」と「私の嫌いな10のひとびと」から直接キーワードを引用させて頂き、「質問」のカタチにしています。どの「言葉」や「ひとびと」がどの程度嫌われているかのか、についての世論調査みたいなものです。

まだ数日しか経っていないのですが、どうやら人気の「質問」になっているようですので、よろしければアクセスください。(ついでに、私が入れた20の質問、にもお答えくださいね。)

、、と言うことで、アバウト・ミーという(多分正しいはずの英語名)サービスを今回はご案内させて頂きました。(私って、マメでしょ!)

「週刊現代」嫌いを嫌う

本来ブログで取り上げるまでもない内容です。立花隆の「週刊現代が暴いた〝安倍スキャンダル〟の全容」を読みました。恐らくその通りなのでしょう。
もうGoogleのキャッシュにしか残っていませんが、
安倍首相辞意:「週刊現代」が「脱税疑惑」追及で取材突然辞意を表明した安倍首相については、「週刊現代」が首相自身の政治団体を利用した「脱税疑惑」を追及する取材を進めていた。 同編集部によると、安倍首相は父晋太郎氏の死亡に伴い、相続した財産を政治団体に寄付。相続税を免れた疑いがあるという。晋太郎氏は91年5月に死亡し、遺産総額は25億円に上るとされていた。編集部は安倍首相サイドに質問状を送付し、12日午後2時が回答期限としており、15日発売号で掲載する予定だったという。(毎日新聞 2007年9月12日 15時00分)
、、といった記事があったりします。このあたりの経緯はこの少々長いのですが以下ご参照ください。
スキャンダル説も急浮上
(前略) 一方、「スキャンダル説」は、思わぬところから上がってきた。9月12日午後3時10分配信の毎日新聞のネットニュースが、なんと「<安倍首相辞意>『週刊現代』が『脱税疑惑』追及で取材」とすっぱ抜いたのだ。そこでは、「週刊現代」編集部によるとして「安倍首相は父晋太郎氏の死亡に伴い、相続した財産を政治団体に寄付。相続税を免れた疑いがあるという」と書かれていた。「週刊現代」編集部は、安倍首相サイドへの質問状の回答期限を、奇しくも首相が辞任会見した12日午後2時としていたという。本当なのか。J-CASTニュースが、事実関係を確かめようと、講談社の「週刊現代」編集部に取材した。すると、加藤晴之編集長は「毎日新聞の書きようは違うし、コメントを見て下さい」と電話で話した。毎日の記事は数時間後には消えてしまったが、加藤編集長は次のようなコメントをFAXしてきた。「本誌取材班が数カ月間取材・調査をしてきた成果である『安倍首相の相続税3億円脱税疑惑』を今月15日土曜日発売号で報じることが、政界で話題になっていることは聞いています。すでに安倍事務所にも取材の申し入れを終えています。その記事が安倍首相を辞任に追い込んだのではというメディアからの取材が、本誌編集部にも多数入っています。記事の詳細は15日発売の『週刊現代』で報じます」この脱税が事実とすれば、退陣の大きな理由になる。J-CASTニュースでは、確認しようと、国会と山口・下関の安倍事務所に取材を申し入れた。が、国会事務所はだれも電話に出ず、下関事務所では、電話に出た事務員が「責任者が、今ちょっと手が離せません。申し訳ありませんが、改めて下さい」と話した。http://www.j-cast.com/2007/09/12011274.html
こんな私でも政治にはそれなりには関心はあるので、昨日から暇にまかせて記事を追ったりしているのですが、今日発売され現在進行しているこの「週刊現代」を巡る大手マスコミ各社の動き方を見ていると嫌悪感が出てきます。ほとんど話題になっていない!
確かに日頃から「週刊現代」はイエロージャーナリズムそのものですから、少々オモシロイ記事であっても、大手マスコミ各社はそのプライドも邪魔していちいち相手にないのでしょう。ガセネタに振り回されていては、人手が足りず、訴訟の嵐に巻き込まれ、後でガセと判ったときには「被害」を拡大しかねない、といった事情も分かります。
、、とは言え、今回は事情が違うように思います。安倍事務所側からの脅しファックスにビビッて大手マスコミ各社は「報道規制」をして、そのうち「みんなで渡れば・・」と狡猾に歩調を合わせようとしているのでしょう。(一部の地方紙などは別のようですが、、。)
さらに、私にはマスコミ各社が「週刊現代」を嫌いなことにも理由があるように思います。要するに「あんなところに出し抜かれたのでは沽券に関わる」と。大手マスコミ各社の政治部の記者達と「週刊現代」の記者やフリージャーナリストでは学歴や年収がかなり違うでしょうから「差別」意識も相当にあるのでしょう。(社員記者なら講談社だから大差はないかな~)
「狼少年」という寓話を独自に解釈するなら、狼少年が時にホントウのことを言ってもそれを見抜けなかった大人たちの怠慢さへの警告ではないかと思っています。
今回、大手マスコミ各社がどうやってその沽券を守りながら折り合いをつけていくのか楽しみではあります。
追記:週刊現代の当該記事はこちらで全文を読めます。

「人間嫌い」のルール

中島義道の最新作を一気に読んでしまいました。書店で発見してから3時間弱です。これは中島本の決定版になって「経典」状態になるかもしれません。(「コレ読め・・」の類にはならないでしょうが、、。)

今回は(大衆でも判るように?)恐ろしく親切に書かれているのです。いつものように普通は人が嫌がったり無視したりするような事柄をわざわざ引き合いに出しながら、ロジックの内的整合や類型化の見事さを維持し、カント、キリスト、ロジャース、三島由紀夫、塩見七生などを引き合いに出して(何でいつも日本以外のアジアの思想家・作家は少ないのかな~)、いつも以上の「オールスター状態」で書き綴っています。また、「社会的弱者」としての流行でもある、引きこもり、オタク、ニート、フリーターまでを語るなど、誰にでも符合する部分があるように(多分ワザと)書かれています。実際、私にとっては「ひとりでできる仕事を見つける」「家族を遠ざける」あたりの章が痛く心に響きました。

いくつか引用(と私のコメントを)すると、

「人間嫌いを別の角度から見れば、自他の感受性や信念に対して誠実性の要求が高い人と言いかえてもよい。これは、さしあたり他人の不誠実な態度に対して不寛容な感受性という形で現われる。」(これはもちろん行動にも出ます。)

「組織の中で人間嫌いが(比較的)許されるのは、次の場合である。(1)仕事ができること。(2)勤勉であること。(3)誠実であること。」(あえて追加すれば、(4)日頃は普通にみえること。)

「人間嫌いの多くは、大多数の人間は嫌いだが、その大多数の嫌いな人間から賞賛されるのは好きなのだ。」(ということは隠しつづける美学は大切にしたいですね。)

そして、人間嫌いのルール(と私の現状)です。

  1. なるべくひとりでいる訓練をする(ように特に家庭ではしています)
  2. したくないことはなるべくしない(ように特に職場ではしています)
  3. したいことは徹底的にする(ように土日や朝晩はしています)
  4. 自分の信念にどこまでも忠実に生きる(ように日々精進しています)
  5. 自分の感受性を大切にする(ことは昔から続けています)
  6. 心にもないことは語らない(ようにしたいと思っているだけでたまに出てしまいます)
  7. いかに困窮していても頼まれなければ何もしない(ように電車の中ではしています)
  8. 非人間嫌い(一般人)との「接触事故」を起さない(ようにしたいのですが、、)
  9. 自分を「正しい」と思ってはならない(んですか~)
  10. いつでも死ぬ準備をしている(のは私の両親です)

、、なんと体系的なんでしょうか(私の現状ではなく中島義道のこの著書が)。

まだまだ修行の道半ばです。

日経BP-NETの編集部を嫌う

日経BP社のサイト(日経BP-NET)、特に日経ビジネスのサイトにはタダとは思えないほど充実した記事があるので毎日のように目を通します。また、日経新聞自体には読者投稿欄が無く、日経ビジネスも毎号1件だけを掲載している程度で無いようなものですから、このサイトのコメント欄がその機能を補っているとも言えるでしょう。私もよく投稿しています。

とは言え、日経本紙の連載小説以上に低俗なもの(例:遥洋子「男の勘違い、女のすれ違い」)などはコメントの荒らし(アラシ?)で「2ちゃんねる状態」になっいます。これは筆者がそれを期待している節が見受けら、白けますが。http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20060410/101158/

一方、Jazzのレコードを紹介がてらに自分の趣味をひけらかすというやや悪趣味な記事があり、そこでJohn Coltraneの死因について不適切な表現があって【編集部】が訂正したというものありました。http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/joy/jazzlp/060824_trane/

ビジネスコミュニケーションの専門家らしき人が国際ビジネスの舞台に相応しいビジネス英語を紹介する記事には、その米英帝国主義振りがコメントで批判されているというのもあります。http://business.nikkeibp.co.jp/fb/putfeedback.jsp?_PARTS_ID=FB01&VIEW=Y&REF=/article/skillup/20070220/119419/

メンタル系では、「社内うつ」とも呼ばれている適応障害に対して「えせうつ」と呼び捨てる医者に対して辛辣な批判がされています。http://business.nikkeibp.co.jp/fb/putfeedback.jsp?_PARTS_ID=FB01&VIEW=Y&REF=/article/life/20070105/116504/

全然人気の出なかった、ダメプレゼンそのものようなプレゼンの記事もあります。(ここへのしつこい投稿者が誰かは言いません。)http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20061113/113605/

それにしても【編集部】はちゃんと仕事をしているのでしょうか?ほとんど場所貸し、パルコ状態であり、怠慢の謗りは免れないのではないかと思います。ブログのようなシステムや「コメントに関する諸注意」を隠れ蓑にして、読者からのコメントを【編集部】として「編集」していないし、さらには指摘があっても多くの場合、無責任な記事を放置している。新聞や雑誌ならばもっと記事に責任を持つでしょうし、ブログなら読者をもっと大切にするでしょう。そのどちらでもなく、玉石混交、大量の記事を垂れ流しているだけのように思えてなりません。

広告の入り方も品性が無い。両脇の動画広告は目にも悪いし、スクリーンが記事全体に落ちてくるようなものもある。タダなら何をやってもいいのか!

、、とは言え、ここに来て、少し仕事が暇になり始めたので、そんな記事を無責任に読みながら仕事の振りをできる点では大いに助かっているのです。何といっても日経ですから、、、。