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2011年10月

新規事業開発を嫌う

10月から仕事変わりました。ここ10年ぐらいと同様、会社でも職種でもなく担当分野が、です。しかも、平均業務遂行年数2年数か月間という点も同様です。例によって自分から希望などしていませんから、これはもう全くの転職要らず!です。

私の生業であるマーケティングはお金やヒトの秘密を扱う(癒着や不正の起きやすい)仕事ではなく、一般には期待にも応え続けてきていますから、これは譴責とか左遷とかでもありませんよ。実際、役職も給料も(今回は)名刺も席も変わりません。

この10年はそれなりの「成果」や「成長」をそれぞれの業務にもたらしてきました。「成長」といえば、トヨタの7つの習慣の中に「成功ではなく成長を目指す」ようなことが書いてあり、これを引用して、前の業務での最後の会議でその月の売上と個人のやりがいしか考えていない販売担当者数名を本人達が気がつくようにちゃんと糾弾させていただきました。あなた方の売上はビジネスの歴史や複雑な方程式の結果に過ぎない!と。

、、そんなことはどうもいいんですが、私の考える「成長」とはもう駄目なビジネスや職場の風習を廃れさせることを含み、長年組織的に隠ぺいされている嫌な仕事を嫌だとその組織にはっきり認めさせる「成果」も含みます。故に私の後任者は仕事が極めてやりやすくなります。平たく言えば、仕事や職場の整理整頓を正攻法で遂行してきました。(逆に私の前任者は大抵嫌な思いをしているようです。)

やっと本題です。またも新規事業開発が業務になります。長年ビジネスに変化が見られず役員なり株主(!)のために新規事業の追加を余儀なくされている組織ではとりあえずの方便としてでも新規事業に着手したという姿勢が大切なのです。だから、1~2年は真剣にやっているように見せ、それで事業環境なり上司なりが変われば「中止」という「英断」をすることで「選択と集中」をしているように見せることもセットになるんですね。30年近い勤務で過去2度、新規事業開発をやりましたがどちらもそのような経緯でした。

だから、何かの弾みで成功してしまった時には困るんですね。さらに成功を重ねて本当の成長につなげるようなシナリオを描くと、もう腰の座っていない経営層は屁理屈をつけて本業回帰のような宣言をする。それでも数年してその時の弾みが再発すると今度はやらざるを得なくなって、当時だれがその地雷のような弾みを仕掛けたかなんかは忘れ(た振りをして)、「新規事業」ではない振りすらする。

今回は新規事業開発といっても御題は製造業というよりは商社に近い話しで、「成果」もすぐに出すことを要求しています。最近転職してきた経営層が深く考えずに設定した御題なのでまずはこれを「成長」させることから始める必要があります。よく「走りながら考える」という表現がありますが、「嫌いながら考える」という姿勢が必要になります。

また報告します。

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