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2011年5月

節電を嫌う

昨今の節電の趣旨には3つのパターンがあると考えています。

①ピーク電力消費を下げて、大規模停電を防ぐための節電

②電力消費自体を下げて脱原発&/OR脱石油エネルギー浪費社会を目指すための節電

③被災地への同情の姿勢を示すための節電

このうち、まず、③は時間の経過に加え、被災地の多くからも「過剰な自粛は景気に差し支える」式の発言が多くでるようになっていますから説得力が無くなっていますね。(でも、依存症に支えられ、景気にはほとんど貢献しない、不健全なパチンコ産業はこの際ですから、屁理屈と強弁で石原都知事には頑張ってもらって一掃してほしいものです。)

①もどうやら怪しくなってきています。当初この理由から間引き運転をしていた鉄道会社が今後冷房をどう扱うのかは見物です。②との対比で「もっとやることあるだろう」が茹だる車内の乗客が持つ素朴な疑問です。少なくても駅構内という公共空間でモノウリをする電力があるなら、本業の客をもっと大切にしなさい、といった投書が新聞を賑わすことでしょう。

②は今後も暫くは続くことでしょう。でも、ここにも分派が発生しますから内ゲバが発生しそうです。

②-1:原発を止め、自然エネルギーをもっと活用すれば、生活レベルや経済成長は維持拡大できる、その準備ができるまではガマン、という理想を追う一派。たとえば、20km圏内を太陽光発電や風力発電の基地にすれば原発20台分の電力を確保できる、という真っ当な投書を読みました。これはシャープや京セラが東芝や日立に変わるという話しだけに思えますが、東大や東電などの(OBや取り巻きを中心とした)旧守派が困るはずですから法律や採算、技術的課題などが解決しても巻き返しや工作で素直には進みそうものないと思います。

②-2:エネルギー資源がほとんど無い日本はさらに「省エネ」を極め、数10年前の消費生活水準に戻ることも選択肢だ、という信念に基づく一派。社民党vs共産党もさることながら、怪しいCO2削減論者や「緑の党」的な方も巻き込んでいるので、ここだけでも内ゲバになりそうです。「マイ箸持参」のような無駄なエネルギーも沢山浪費することでしょうから自滅して鎮静化するのを待っていればいいのかもしれません。

②-3:これが一番厄介です。そのような気持になっているだけで満足してしまい、自分は現状から1mmも動かない一派です。世論調査や選挙では気分で-1や-2の主張に賛同しながら、何か自分の身に降りかかることがあると大騒ぎする、そんな方々です。総論賛成各論反対ということで、「嫌われる」政治家が必要な所以でしょうね。

鉄道会社はじめ、多くの企業経営者も②-3がほとんどだと思います。この機会に「乾いた雑巾」からどうやって(利益を)絞り出すか考えている不逞な輩も多いのですが、その魂胆が「市民」に見透かされると大変で、猛烈な批判を浴びて生贄になることでしょう。たとえば、節電には全く協力していない放送局はどういう正当化をしているのかよくわかりませんが時間の問題でそのうち矢面に立たされると思います。(この点、ソフトバンクの社長と城南信用金庫の理事長はスゴイ!)

今後の節電(②)の扱いを通じて、「嫌われる」政治家の仕事はますます増えることでしょう。そういえば、レンホウはどうした?

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