無料ブログはココログ

« NHKテレビ放送を嫌う | トップページ | ヒトを嫌う修行の近況 »

「私の嫌いな10のジャズ・ミュージシャン」(その10.スイングジャーナルの「ジャズ・ミュージシャン」)

ついにスイングジャーナルが休刊するそうです。アドリブ誌も休刊中ですから、あの企業自体が倒産か廃業に到るかもしれません。いろいろな事実が出揃う前に、このシリーズの最終回にもともと予定していた内容を取り急ぎ書き出しておきます。

私が嫌いなジャズミュージシャンはスイングジャーナルが好きなジャズミュージシャンとほぼ同義です。「明るい」」「若い」「女性の」ジャズミュージシャンをグラビアで取り上げたり、「練習をしていない」くせに「ジャンルに拘らない」と称しながらも「平均点を狙う」演奏に終始する「便利な」ジャズミュージシャンを重用したり、「戦うはずが「東京ジャズの」毒に当てられた単に「うるさい」ジャズミュージシャンを名手などと囃し立てたりするのですから、それらの記事にすべて付き合えるほどに「鈍感な」愛読者はもともと存在していなかったのでしょう。

報道によれば広告主の根性の無さが休刊のトリガーですが、もともと読者を蔑ろにしてきた編集者やそれをクイモノにしてきた評論家やモノ書きが主犯です。「論争」とか「大賞」とか「玄人好み」とか、ジャズ愛好家ならドーデモいいことにやたらと労力を割き、私物化してきた数名の評論家や業界人には心底嫌悪感があります。故に休刊自体は何とも思いませんし、あのような輩が偉ぶる場がひとつ減るのは善き事かな、です。

それでも、スイングジャーナル(だけ)が持ち上げるジャズミュージシャン達に比べれば罪は軽い。音が聴こえてこないことをいいことに、モデルか俳優かの如き行状を晒し続け、内輪で褒めあい、愛好家の醒めた視線を感じていない、その感受性無き言動は実に情けないものです。(その正体を計らずも音だけ故に露呈させてくれたNHK-FMの「セッション20xx」と旧司会者・小川もこには感謝すべきかな?)

逆に、ジャズミュージシャンたるものカクアルベシということを際立たせてくれたことは確かですから、そのような基準が無くなるとこれからは見分ける(聞き分ける)のが大変になるかもしれませんね。

もちろん、スイングジャーナルなど20年近く購入したことは無く、ここ数年はCD購入も数枚のみで、コンサートやライブなどもっての外で、ジャズにお金はほとんど掛けてきませんでした。そんな私の趣味を支えている地元図書館にはジャズのライブラリーを増やしてもらい、FM各局にも放送時間の拡大を働きかけたいと思います。(嫌なジャズ愛好家ですね~)

« NHKテレビ放送を嫌う | トップページ | ヒトを嫌う修行の近況 »

文化・芸術」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

スイングジャーナルが廃刊するんですか、私なんぞは26年間買っていませんでした。 昔は良い雑誌だったんですがねぇ

amiciziaさん
確かに、昔は良心的な雑誌で、嫌いではなかったです。むしろ、独自企画が多く、執筆陣も質が高く、素人を寄せ付けない威厳すらありました。
個人的にもタダコンサートには何度もご招待頂きましたし、星が二つぐらいのレコードも結構紹介してくれましたのでとても参考になりましたね。
きっと編集長か経営者に問題があったのだと察します。
そもそも読者が限定される雑誌は最もWEBの影響を受けるメディアですから、広告頼みで長年の購読者を置き去りにしたような経営&編集方針では時間の問題だったのでしょう。
ファッション雑誌や一部のスポーツ誌のように、オマケを充実させて、例えばサンプルCDでも付ければもう少し長生きできたと思いますね。
どこか大手出版社がブランドと(一部の)編集陣を買い取ればいいと思う次第です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172974/48395300

この記事へのトラックバック一覧です: 「私の嫌いな10のジャズ・ミュージシャン」(その10.スイングジャーナルの「ジャズ・ミュージシャン」):

« NHKテレビ放送を嫌う | トップページ | ヒトを嫌う修行の近況 »