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完・ワークライフバランスを嫌う

ワークライフバランスというヨコモジが死語になりつつあります。次はエコロジーかな、、。

代わって、ワークシェアリングというコトバが俄かに現実的になってきました。もちろん、「多様就業型ワーク・シェアリング(多様な働き方の選択肢を拡大する)」ではなく、「緊急対応型ワークシェアリング(労働時間の短縮とそれに伴う収入の減額を行うことにより、雇用を維持する)」(日本能率協会の定義)です。

ワークライフバランスの目的を、「女性活用」などという高尚なものとしてではなく、少子高齢化など十数年前から分かっていたことへの応急対策でもなく、単に仕事がなければ生活はできないという次元で捉えなおす時機にあるのかもしれません。国民が働いてお金を使ったり税金を納めたりしなければ国自体が立ち行かなくなるのです。お題目は内需主導型経済へのシフトでも財政再建に向けた税制改正でも何でもいいのですが、中長期的にワークシェアリングは国益にも適うはずですから、ワークをシェアした上でライフのバランスを保つ方向を政策が推進することは正しいと考えます。(変な日本語の例文のようで気持ち悪いのですが、、。)

その意味からも、ワークシェアリング導入の障害となっている、日本社会の労働時間の実態(割増率の低い残業, サービス残業, 年休未消化)や非正規労働者の賃金水準をフェアなものに変える時機でもありますね。(前者については、私、しっかり「障害」と戦っているでしょ!)

さて、日本の経営者は少し前までその充実度を競っていたワークライフバランスを維持できるのでしょうか?(環境経営も同様です。このあたりは日経ビジネスの企業広告の量を見ているとゴマカシの効かない実態を知ることができますよ。)ここに来て、ソニー、ホンダ、キャノン、パナソニック、日本IBMといった優良企業(さらにはシャープなどの不良企業)の体質の違いがはっきりと出てきました。これはこれで見物です。(株価も見物←しつこい!)

そして、決算のある春先に向け、ワークライフバランス(Googleのヒット件数1,090k)とワークシェアリング(同、102k件)の話題性が逆転する日も近いと思います。(ワークシェアリングを嫌う日も近い?)

故に、、、もうワークライフバランスを嫌うのは「完」にします。

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コメント

え!もう「完」ですか。 もっと続けてほしかったです。 私は某上場企業に勤めてますが、こういう(「ワークライフバランス」)とかって、人事部用語なんですよね。それが一番嫌悪感を感じます。 ワークシェアリングという言葉、コンピュータではタイムシェアリングという言葉が死後となってますが、今日のインターネット技術からなにからなにまでオール タイムシェアリングなんですよね。 ワークシェアリングはもともと失業対策とか政府の完全雇用を実現する政策だったかと思いますが、最近は派遣労働者の(派遣元による)解雇だとか、内定取り消しといったナンデモ有りの状態ですね。 ワークシェアリング以前の状態のような気もしますが、これはひとえに現在の日本の企業が労働者を物だと観ていることに起因するような気もします。

Amiciziaさん
ヨコモジ(特に和製英語)を政策的なことに使う場合、大抵は都合の悪い部分を隠して、いい加減な定義のままで「悪用」していますね。
ワークシェアリングは(特にEUで)実態も研究も進み、定義がはっきりしていますから、そのような恣意的な使い方を許さない点では安心しています。経営者がその企業理念に基づいてやっても、政府が失業対策としてやっても、あまりブレはないと思いますよ。
ただ、モノに適用してきたジャストインタイムをヒトにも適用しやすくしたのが派遣労働に関する規制緩和だったのですから、そこまで省察を遡ってからでないとワークシェアリングの議論に進まないでしょうね。

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