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「経営危機」を嫌う

勤務先の役員達が「経営危機」と称し、数週間をかけながら全社員に直接、現状と対策への「理解」を求めようとしています。内勤者を減らし、成長が期待される分野に人を異動させることがその「対策」なのだそうです。そんなことは経営にとっては「通常業務」だと思うのですが、それを大仰にやっています。実に見苦しい光景です。

特に嫌悪感があった事象を列挙しておきます。

  1. 中途採用の(雇われ)経営者が「危機」を語っても、単に「経営者」の(身分の)危機にしか聞こえてこないものです。その「危機」に至った経緯に関連して、自らが招いた判断ミスやその結果への反省がほとんど語られない無いことも保身の術ではないか。さらには「次の選択は皆さん次第です」というある種の責任逃れ。これに付き合わされている一般社員は単なる不幸だと思っていることにすら気付いていない。
  2. 過去は忘れてください、だそうです。過去の「成果」はどうやって返す(返した)つもりなのでしょうか?(私は現役にして既に「年金生活」なので返してもらっていますが、、。)どうも歴史を簡単に否定できると考えている節があります。もしも本気で過去を忘れさせたいのなら、過去の経営者に退職金を自主返納させ、応じないのなら、「別件」訴訟でもなんでもいいから裁判でも起こせば少しはその本気度が伝わるというものです。
  3. あの程度の集会で社員との「対話」ができたことにしている欺瞞。本音を聞くつもりはもともと無く、ガス抜きや(将来の裁判に備えた)「実績」「証拠」作りが本意でしょうから、形式は重要なのかもしれません。それでも、株主と約束した売上や利益の数字が大切だというのであれば、まずは従業員と約束した集会の終了時間は守って欲しいものです。
  4. 中途採用役員連中は条件のいいところに短期間で転職を繰り返すのが美学なのでしょう。それがミエミエな言動は(一般社員の前では)謹んで欲しい。少なくても、周囲からセコイ人生だと思われているという自覚が全く足りない。もしも嫌われ者を買って出る気があるのなら、まずは自らの給与の一部返納ぐらいキザなことをやってほしい。

、、とはいえ、日本の一般的な企業の会計基準から考えたら「超優良企業」なのだそうです。この「経営危機」は単に「経営(者自身の)危機」ではないかと率直に思っています。そんなところにも外資系企業ならではユトリを感じています。

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コメント

総べからず思う事があるのですが・・・・・
会議等で述べる言葉が、余りにも「格好良すぎる」事が嫌いです。
「こう言えば人は理解を示す」と、何処の教科書から拾って来たか判らない言葉の羅列。
心の入って居ない言葉に、一体誰を感心させようとするのだろう。
終いに「接続詞の連続」の話法は、聞いて聴きにくくなり、耳を塞ぐ原因にもなります。
FADさんの環境はどうでしたか?

ゆさこをゐちさん
コメントありがとうございます。そちろのブログでは最近ROMになっていて申し訳ありません。
確かに、言葉の問題は大きいですね。
あるコンサルタント会社出身の(出戻り)中年女性は内勤者に対して「他の会社ではどういう仕事や能力が求められているのか考えてください」といった発言をしていますが、「他の会社」の定義がはっきりしないし、その(彼女が考えている)ような会社だと思わないで仕事をしている場合が想定されていない。
その前にあった別のサラ金出身の財務担当役員はトヨタ、ソニー、GM、マイクロソフトなどと比較していますが、果たして役員がそのノリでで経営してきたのかどうかの方をまずは検討してほしいものだと一般社員はまず考えます。
そのほか、経済や財務の指標や、経営分析のチャートなどをいろいろ使って説得しようとしていますが、それらが基本的にツールであることを理解していない。これらは自分の言葉というものに自信がないのかもしれませんね。
その後、役員が事前にちゃんと「仕事」をしていなかったので労働組合と揉めています。また報告します。

このブログは前から読んでましたが、ここ数週間は森鴎外の「渋江抽斎」を読んだ影響でアルコールを控え、早く寝床に入る習慣からブログを書いたりコメントすることをしてませんでした。 先ずFADさんが勤務している会社が「経営危機」ならば日本の会社の90%は経営破綻状態です。 もし経営危機ならば、こんなにすばらしいことは無いではありませんか!企業が変わる絶好の機会です。 経営危機だからといって騒いでいるのはよほど無能な経営陣ではないでしょうか?

Ameciziaさん
日々の過ごし方ではいろいろと工夫を重ねておられるようですね。
「経営危機」とは「経営者危機」と書きましたが、その拠り所が株価対策になっている点に強い嫌悪感があるんです。売上・利益の成長率が鈍っているとか、予算通りに行かないといった「経営(者)問題」を社員にそのままぶつけてくる姿勢には日本語の「経営」を感じません。
現在もいろいろ進行中で、私自身の仕事も変わりそうなのでまた報告します。

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