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内観を嫌う

内観という心理療法ないしは精神修養法があります。専用の研修所に8日間篭り、身近な人物との過去の出来事をひたすら振り返り、観察し続けます。そうすることで「他人に対して迷惑をかけ続けている自分が他者によって生かされている」ことをに気づき、ココロを楽にすることでメンタルな問題を解決したり、自己実現につなげたりしようとするものです。キーワードは「素直な心」ですから、人を嫌う修行の正反対だとも言えます。一般には、数年前に東横インの不法改造問題が報道されたとき、社長が傾倒し、社員研修はもちろん、研修所まで作ってホテル宿泊者に紹介していることで少し話題になった程度でしょうか。

実はこのブログを始める少し前、ある研修所で内観をしたことがあります。メンタルな問題で会社を一時休んで復帰し、精神安定剤は服用を続けていましたが、ほぼ安定した毎日を送っていた頃です。主治医やカウンセラーとも相談したところ、主治医はよく承知していて一応推奨はしてくれ、カウンセラーからも「少なくても症状が悪くなることはないだろう」との話しもあり、マジメに取り組みました。ところが研修後数日してからココロの不安定な日々が続いてしまい、主治医もカウンセラーもいろいろと対応してくれたのですが、どうやら内観自体と相性が悪いのだということに気が付きました。内観やその目指すところが悪いのではなく、嫌いなのです。

その研修所自体が本来の内観の手法を逸脱して所長の価値観(素直な心)を押し付けようとしたという問題も確かにありました。当時「今度はホンモノの内観をしてください」と進める方もいたので、この夏休みに少々事情があって再度別の研修所での内観を一度考えました。いつものことながら用心深い私の習性で、Wedから得られる情報はもちろん、専門書もいくつか読んでみるなどしましたが、ますます嫌いになってしまい、結局直前で止めました。(そんな事情もあってこの1ヶ月近くブログを更新できませんでした。)そのあたりのこともそのうち記事にしてみたいと思っています。

追記:記念すべき100本目の記事で「内観を嫌う」ことになるとは何か運命を感じますね。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

なかなか素晴らしいコメント、ありがとうございます。
久々の更新、安心しました。

チョッと「内観」と言うのに当てはまらないかも知れませんが、書かせて頂きます。

東南アジアのP国は夕方から夜にかけて「教会」が混む時間があるそうです。
そう「一日の懺悔」をしに来るのです。

「神様、私は今日も盗みをはたらいてしまいました。ご勘弁下さい。」
そう懺悔した後、次の日も盗みを繰り返すと言うのです。

「反省して居ない」のではなく「懺悔して毎日許しを請う」
「わかっちゃいるけどやめられない」のスーダラ節に近い感覚なのかも知れません。
そう「ラテン系民族」の独特な思想なのかも知れません。

その話を聞いてから、毎日少し自分の荷物を下ろそうと考えました。
チョッとふざけた話ですいませんでした。

ゆさこをゐちさん
こちらへもコメントを頂き、ありがとうございます。
カトリックに限らず「免罪符」を売っている宗教はたくさんありますね。広い意味では「赤い羽根」も「24時間テレビ」も「フォスターペアレント」も同じだと思っているのですが、やはりこの種の仕掛けは人間に必要なのでしょうね。以前書きましたが、最近はこれにグリーンxxも加わっているようです。
ところで、内観は浄土真宗の「身調べ」を一般人向けに応用したものだそうですが、自我が(病や人生体験から)弱過ぎる人にも強すぎる人にも不向な点で「危ない」心理療法です。この点はあまり語られることが無いこともあり、今回記事にしてみました。もう少し突っ込んだ記事もアップする予定です。
別に内観関係者にリンクを送ってまでケンカするつもりはありませんし、日本人に限らず世界(特にEU)で多くの成果を挙げているようですから昨今のグローバル化に「悪乗り」して(特にアメリカや中国のような不遜な国では)もっと普及してほしいものだと思っています。(中島義道は流行って欲しくありません。)

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