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マイレッジを嫌う

国家公務員の綱紀粛正というのは時代や民族を問わず永遠の課題ですが、これに関連して最近話題になっているマイレッジという仕組みは実にセコイものだと思います。カード会社もビックカメラもDoCoMoもこの点ではすべて同じです。

まず、果たして本当にマーケティングとして成功しているのか甚だ疑問です。競合がやっているからやらなければ、、、というセコイ動機がほとんどだと思います。しかしそれでは差別化はできないし、顧客の囲い込みなどできるはずもない。差を埋めるのが精一杯でしょう。某家電量販店や某大手衣料販売店のように一切ポイントシステムは取らなくてもほかと差別化できる要素があれば十分競合と伍すことができるのですから、これはマーケティングとして仕事をしているフリ(一種の怠慢)ですらあります。

次に、そこで得た情報を企業は十分活用しているのでしょうか?顧客にしてみれば一種の値引きでしょうが、企業にすれば顧客の詳細情報を得る手段でもあるのですから、費用ということもできます。こちらも甚だ怪しい。日経ビジネスなどの事例をいくつか読んだ記憶がありますが、多くは無駄(無茶)な事例ばかり。そんなことまでしなくても企業戦略に必要な基礎情報はいろいろと存在しています。

そして値引き戦術としても甘い。お得感が少なく、むしろ不公正感すらある。セコサが趣味のポイントマニアなる方々の行状を知るほどその感は深まります。値引き戦術が有効なのは、お買い得感が(主観として)あるからであって、わざわざ自らマメに努力して得る「値引き」ではお得とは言い難い。

実は知り合いに某航空機会社の地上職がいるのですが、マイレッジを始めたのは所詮競合対策(特に海外各社対策)であり、利益を損ねるだけだと最初から分かっていて始めたそうです。要するに、やりたくないし、やっても特に効果は少ないのだそうです。

冒頭の話題ですが、マイレッジを国家や企業が「共有化」することに航空機各社は反発しているようですが、以上のように考えてみるとナンセンスですね。反発に必要なチカラを感じません。

私の本業であるマーケティングという視点でマイレッジを嫌ってみました。

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コメント

J-Castで、またご一緒させて頂きましたね。
あそこは本当に「よく読まないで文句ばかり書く」輩が多いですね。
それゆえ「マイレッジ」の本来の意味がわかって無い投稿があると痛切に感じます。
まあ・・・・・
記事を書く方も「マイレッジ=ポイント」と付記しないと、書き込み常連と思われる方々が理解しない事をわかっていないようですね。

そんな意味で「さすがFADさん!名解説です!」
今回の記載内容に拍手喝采を贈らせて頂きます。

ワタシの寄稿した意見に反論した方がいらっしゃいました。
本件は「法人カード貸与時」の話ではなく「個人カード」の話。
「個人情報との混在」を考えれば、実にナンセンス。
よく読まないで馬鹿げた反論をする事。
今回ワタシはそこを嫌ってみます。

変な書き込みになってすいません。

ゆさこをゐち さん
拍手喝采ありがとうございます。「変な書き込み」だとは思いませんがそれでも歓迎ですよ。
確かに、J-Castにコメントする輩は軽くて、チカラを感じませんね。でも、URLを辿って私のブログを読んでくれるJ-Cast各位には熱心な方が多くて平均10ぐらいの記事にゆっくりと目を通してくれます。常連になってくれた方もたくさんいます。
そんなこともあって、私としては「匿名」でコメントするのはモッタイナイと思うのでいつもFADにリンクをつけてコメントするようにしています。
それにしても、J-Castにコメントする皆さんは自分のブログぐらい無いんですかね。

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