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「私の嫌いな10のジャズ・ミュージシャン」(その3.若いジャズ・ミュージシャン)

『スイングジャーナル』という私が嫌いな(でもたまに図書館から借りてくる)ジャズ専門誌があり、その2006年6月号にこんな記事がありました。

「ジャズ神童伝説:リー・モーガンからエルダー・ジャンギロフまで」(トニー・ウイリアムス、ウイントン・マルサリス、上原ひろみ、フランチェスコ・カフィーソ)

私がスイングジャーナルを嫌いな理由は100以上あるのですが、「神童」という言葉の安売りが私の「若い」ジャズ・ミュージシャン嫌いを助長したことは間違いありません。それは置くとしても、和田アキ子が紅白に出てくる新人を半分も知らないと(今日のテレビで)豪語しているのと同様、この記事を読んで知っている、聴いたことがある<最近の>ジャズ・ミュージシャンはほとんどいませんでした。商業ジャーナリズムに踊らされていないからなのか、単に最近は図書館からCDを借りてきて聞いているだけからなのか、とにかく知りませし、聴いたことがありません。

そもそも二十歳そこそこのジャズ・ミュージシャンの演奏で感動などしたことはありません。はっきり言えば、どうも「若い」というだけで嫌悪感が先立つようです。ジャズに求めているものが私の場合には、陰影のある人生だったり、複雑な感性だったり、あるいは、品性のある緊張感だったりするので、「若い」のは逆に作用する属性なのでしょう。

楽器がよく鳴っているだの、超絶テクニックだの、○○の生まれ変わりだの(要はコピーが上手いこと)は、どうでもいい事で、理屈抜きに感動できないジャズはどんなに「素晴らしい演奏」との世評があっても私にはBGMか「再生装置」に過ぎません。実際、初期のリー・モーガンの薄っぺらなペットには何も感じないし、トニー・ウイリアムスの初期からマイルスのバンドにいた時ぐらいまではメトロノームのようにしか思えなかった。ブッチ・マイルスもカウント・ベイシーが亡くなってからの方がリズムに味が出てきた。たまたまテレビで観てしまった上原ひとみに到っては、お笑いスター誕生の決勝戦に登場した小柳トムやポップコーンのような「力み」しか感じませんでした。(ワカンネダローナァ~イェ~イ)

、、とは言え、たまにライブハウスで聴く「若手」(に見える)ジャズ・ミュージシャンの中には凄みのあるのがいて、思わずCDを買うべくメモに取ったりしてしまいます。残念ながら、CDで聴くと失望させら、暫くするとブックオフに持っていかれます。やはり私は「若い」ジャズ・ミュージシャンは嫌いなのでしょうね。

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コメント

JAZZに造詣の深いFADさんのご意見ですので、ちょっと僕の分からない部分もありますが、(たとえば初期のリーモーガン云々)概ね了解です。僕はとにかく(ちょっと古いですが)ウイントン・マルサリスが大きらいでした、あの男も神童と呼ばれてましたよね。 さて、現在も星の数ほど若いアメリカのJAZZ音楽家がいると思いますが。ふと最近感じたのですが、何故米国だけJAZZのような音楽が栄えているのか?ここで書くと長くなるのでいずれ私のブログで書きます。

Amiciziaさん:
Wynton Marsalisは私も嫌いですね。25歳(若い!?)で死んだCrifford Brownを少し器用にしただけで創造性が感じられない。多くのテニクックをひけらかすタイプの日本人若手ジャズ・ミュージシャンにもこの手が昔から多いと思います。
ところで、米国だけジャズが栄えているのか、は面白そうなテーマですね。期待してます。

米国だけ・・・のコメントを読んで他の人のブログに興味を持ったわたくしでした。(笑)すみません。
ふと、思ったのですが若い人間を記事にするとき、批評するとき(この批評家という輩も怪しいわけですが)テクニックしか批評に値しないというのがあるのかなあと思ったり。
努力の結果にテクニックがある。というようなステロタイプ的な記事が簡単に書けるからなのかなあと。
若くて、酔いどれ(死語)で、逮捕歴があって、家族に捨てられて、、、なんてのは今の世の中パージされていくのではないのかなあと。
最近は自らもまた社会全体の倫理がないわりに、人の倫理だけにはうるさいという風潮、これも嫌になります。その延長が若い人間に対するステロタイプ的評価になるのかなと、思った記事でした。

eric_breaさん
「若い」の多くには、音楽に恵まれた家庭環境、音楽系の高学歴、(さらに女性だと容姿端麗)といった「格差社会」を地で行くようなお話しが付いてきます。これだけ嫌になってジャズ鑑賞どころではありません。(クラッシックになると昔からその傾向は強いようです。血統書つきのペットの話しじゃやるまいし、、。)
ステロタイプ的評価を乗り越える、理屈抜きの感動がある演奏、を期待して今日も図書館に行ってきます。無理かな~

モーガンはブルートレーンのモーメンツノーティスとかで、主役を食っちゃう程の歌心あるソロやってるけど聴いた?
モード導入後のメッセンジャーズとかでも良い演奏してると思うけど…
まさか村上春樹のエッセイの受け売りじゃないよね?

あとトニーは60年代後半ウェインと共に、マイルス以上にマイルスクインテットをコントロールしてたけど、その事実は軽視してるの?
(67年の秋の欧州ツアー聴いてみてどれでもいいから)

219.125.145.61さん:
古い記事へのコメントありがとうございます。
村上春樹という小説家の名前は知っていますけど、その作品を読んだことがありません。私のような感受性の持ち主なのでしょうね。
ご指摘の演奏は30年以上前から何度か聴いているのですが、記事にした通りの感想が続いています。御説の趣旨に沿うなら、私には釈迦と孫悟空のような関係に思えます。(「クリフォードブラウンの再来」なのだそうですけど格が違と思います。マイルスのバンドについて言うなら、ビデオ映像で見る限りそのような事実は全く無く、後代のジョーザビヌルやジョンスコフィールドなどと同様にマイルスの一挙手一投足に全神経を集中していますね。)

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