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「嫌う、ということ」にお答えして

「ほんのしおり」さんから長文かつ真摯なアップを頂きました。

ttp://bookmark.tea-nifty.com/books/2006/05/post_83cd.html

その文中の投げ掛けにお答えしながら、併せて私の問題意識も再確認してみたいと思います。

1.このブログのサブタイトル中の「 」内は中島義道の著作からの引用です。私なりにこの修行に関して( )で補って説明するなら、

・(嫌悪感を抱いた)他人を(自分の感受性に基づいて)正確に嫌い(ながらその内容ついて記述すること)

・自分が他人に嫌われていることを(自分と他人の感受性を比較しながら)正確に受け止める(ことについて記述すること)

、、の2点となり、対照関係になっています。(実際には他人だけではなく、集団やモノへの嫌悪感も対象にしています。)

2.「正確」とは、「正しくたしかなこと」です。事柄によってはその正確さを数値化することが確認の手段になるかもしれません。しかしこれは上記の通り、数値化に馴染まない事柄です。あくまで私の感受性を基準にしながら、行動したり感じたことを表現することで、(私にとって)「正しくたしかなこと」を目指しています。故にこのブログを通じて、嫌う、という感情を正確に表現する努力をしているとも言い換えられます。

3.「理由なく他人を嫌う事ができる」ようには私はなれませんし、そうなりたくもありませんので、「他人を嫌いな理由をちゃんと自分自身と向き合って見つめられること」は、「ほんのしおり」さんと同様に大切だと思っています。また、そのためのブログでもあります。

4.中島義道の「正しい」読み方は、ひとそれぞれだと思いますが、私にとっては(他人を嫌っている自分や、他人から嫌われている自分に対して)自己嫌悪に陥らないためのひとつのフレームワークとなっています。あえて言えば、私の感受性に合わない環境に適応して行くため手段のひとつです。

5.「近所の〇〇がうるさいから投書してやめさせた」に関して。「近所の〇〇」(の朝のラジオ体操の放送)がうるさいことが、私の感受性では「間違ったこと」であり、嫌う対象でしたので、相手とのコミュニケーションの手段として投書を用いて丁重に抗議しました。その放送で体操する人がいたかもしれませんし、近所に抗議すること自体に嫌悪感を持つ人もいるでしょうから、一般化はできません。あくまで私の感受性と責任の範囲で行動しました。

以上で、「ほんのしおり」さんからの投げ掛けについて網羅し、このブログに関する私の問題意識の再確認をしたつもりです。

「ほんのしおり」さんへ:

トラックバックやご紹介を頂きましてありがとうございました。「FADさんは私を嫌うことができるでしょうか」との投げ掛けも頂きましたが、特に、嫌う、という感情は湧いてきません。よろしければ、これからもコメントなどよろしくお願い致します。

追記:

「ほんのしおり」さんからご紹介頂いた「M17星雲の光と影」さんのブログを読んでみました。好き・嫌いに関して、豊富な題材を使いながら、ご自身の感受性に基づいて語られているので、理解しやすく参考になりました。一点だけコメントするなら、

<「嫌い」というのは対象にこころが動かされている状態であり、とくにそれが「だいっきらい」というレベルに達するとそこにはかなり強いエネルギーが働いている。そのエネルギーがもつ吸引力をけっしてあなどってはいけないと。(中略)ある物事をあまりにも嫌っていると、しまいにはおもわず好きになってしまうというのは、おそるべきことであると同時に、人間心理の複雑微妙な一面を物語っているのではないかとも思うのである。>

、、との話し。嫌う、ということを無意識や無自覚な状態で放置しておくとそうなるかもしれません。しかし、積極的に対策が必要な場合には、その状態について自分の感受性に沿いながら言語化することで、認識がなされ、自分への危害を減らすことも可能だと思います。私は、ブログはその手段に成り得ると考えています。

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コメント

いやはや、やっつけられましたなぁ先生(といって頭をかいてます)。小生もこの「本の栞」さんという方のブログを読ませていただきました。その感想ですがコメント欄ではあまり自己主張できないので自分のブログにちょこっと書いてみました。

FADさん、きちんと受け止めていただきありがとうございました。
またまた長文になってしまったので、自分のblogに書いてTrackBackしました。
正しく、とか正確に、という部分に関してはやはり同意できませんが、自分を、そして他人を、嫌うという感情に向き合おうとしている姿勢には共感します。
私は普段は読書日記しか書かないので直接コメントすることはないかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたいます。

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